Ⅰ期治療(子ども) Ⅰ期治療(子ども)

Ⅰ期治療

1ST STAGE TREATMENT

Ⅰ期治療について

Ⅰ期治療について

子どもの歯列矯正は、基本的には「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」の2段階に分けて治療をおこないます。乳歯と永久歯が混在している時期に開始する治療をⅠ期治療、永久歯が生え揃ってから開始する治療をⅡ期治療といいます。

Ⅰ期治療の目的

骨格の不調和の改善

上下の顎が標準より大きかったり小さかったり、後退していたり前に出ていることで骨格の不調和が起こります。正常な成長を阻害する因子を取り除きながら、骨格の不調和やズレなどを正しい位置に誘導します。

6歳臼歯のかみ合わせの改善

6歳頃に生えてくる奥歯(6歳臼歯)は、歯並びやかみ合わせの鍵となる非常に重要な歯です。6歳臼歯のかみ合わせに問題があるときはⅠ期治療で改善をします。

永久歯の萌出をサポート

埋伏歯(歯茎や骨に埋まっている歯)など正常に生えてこれていない永久歯を生えてくるように誘導したり、標準より狭い顎に対して矯正装置で歯並びを広げてスペースをつくり、永久歯が正しい位置にスムーズに生えるようにします。

悪習癖や態癖への理解

お口まわりの機能や態癖は、顎の成長や歯並びに影響することを理解していただきます。良い歯並びを維持するために必要である正常な機能を成長期に獲得できるようにサポートします。

Ⅰ期治療の使用装置

Ⅰ期治療の使用装置

使用する装置は「取り外し式」の装置か「固定式」の装置の2つに大きく分けられます。

取り外し式の装置

メリット

飲食時や歯磨きの際には装置を外すことができるため、食べ物が装置に挟まったり歯磨きが複雑になる心配がなく、矯正装置に矯正前の生活と変わりなく過ごすことができます。

デメリット

装着しないと矯正力が発揮されないため、患者様の協力が必ず必要になります。

拡大床

拡大床

装置についているスクリュー(拡大ネジ)を回して拡大し、歯並びのアーチを広げます。歯並びを広げることで、永久歯が生えてくるスペースをつくることができます。

機能的顎矯正装置
(斜面板・バイオネーター)

拡大床

主に下あごの成長を前方に促進させる目的で使用する装置で、かみ合わせが深い、下あごが小さい、後退している場合に下あごを前方に誘導します。

固定式の装置

メリット

固定式の装置のため、着脱などの管理をしていただく必要がなく、患者様の協力に依存することなく持続的に矯正力を維持することができます。

デメリット

装着したばかりのときは違和感を感じることがあります。また、固定式のため食べ物が詰まりやすく、丁寧に歯磨きをしていただく必要があります。

拡大装置

主に臼歯に固定する金属製のバンドといわれるものと、上あごに位置する太いワイヤーから構成される装置です。歯の内側に付けたワイヤーが歯並びのアーチを広げる役割を果たします。

お子様への負担を
軽減した治療を

お子様への負担を軽減した治療を

当院では、それぞれのお子様の成長やお口の状態に合わせて治療の開始時期をご案内したり、適切な装置を選定することでお子様への負担を軽減した治療をご提供できるよう取り組んでおります。

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